啄木鳥と猛戦と遊撃

奥義の歴史

何となく思い出話。猛戦がやけに騒がれていますが、各世代でも強い奥義というのはありました。
※あくまでも私見です。

  • 孔明・四面時代
    最初期はラスト孔明、序盤~中盤四面が最強奥義。堅忍登場前は四面ノーリスクなので今思うとこの時代も戦略性は無かったですね。SSR入手のハードルが高い時代だったので、奥義保持有無で大きく差が開いていました。

  • 迅雷時代
    次に来たのが迅雷。それまで孔明の対抗奥義として右目・慈愛・光風が使われていましたが、迅雷の登場で一気に変わりました。攻撃・応援に倍率が掛かる迅雷の破壊力は突出しており孔明・慈愛の強下げ連打でも抑え込むのはほぼ不可能と手が付けられない状態。なんだか今の猛戦に似ていますね。

  • 侘び時代
    影ゾンビによる勇猛連打。勇烈の登場によって勇猛の火力が上がったことで迅雷に火力でも対抗できるように。おそらく侘びの方が頭一つ抜けていましたが、侘びと迅雷の二強状態。個人的にはこの時代の戦略性が好きでした。

  • 呉越戦法
    少し系統が変わりますが、侘び影を潰すために、とある連合が編み出した強力な戦法。あまりに強力過ぎて忌み嫌われる戦法でしたが戦略次第で格上を倒せるという炎舞の醍醐味を体現していたと思います。

  • 確固時代
    温故知新やデッキ拡張によって侘び無しでも立ち続ける影ゾンビの登場。戦力のインフレも始まり出始めこそ評価の低かった確固の評価が徐々に上昇。確固が完全に流行る少し前ですが、天一で当時最強だった連合の侘びを抑え込んだのは衝撃でした。

猛戦は迅雷の登場と似た印象ですが、基礎戦力値が数倍に跳ね上がっているので体感は大きく違いますね。

遊撃における啄木鳥と猛戦計

遊撃を圧巻していた啄木鳥。猛戦が追加されたことで啄木鳥の立ち位置が変わりそうです。葵への警戒が不要な点など使い勝手の面では猛戦に分があります。火力は恐らく互角。これは四限ルールにおける攻防差補正のロジック次第ではあるのですが、一意で常時最大補正だと仮定すると攻防差補正は差分の絶対値ではなく攻防割合によって算出されると推測できます。その場合ダメージ計算時に攻値を3倍で計算する啄木鳥側の方が攻防差補正が大きくなるので応援不利分を補える、という理由です(あくまでも推測)。他にも葵を誘う、奥義で後ろを取る、猛戦が控えていると思わせて先行するなど、啄木鳥を使う戦略上の利点はあります。ただ、今回の様に技巧・縛陣無しだとラスト猛戦連発ばかりになりそうです。と思っていたら初日本当にそうなりました。選抜のデジャヴ。

遊撃の前衛デッキ(後衛向け)

普段後衛をしている人向けの内容です。まずは遊撃ルールのおさらいから、前衛デッキと後衛デッキの切り替えは解り易いと思いますが、意外と認識が曖昧なのが各デッキの役割。行動の4要素(攻撃する・攻撃をうける・応援する・応援をうける)とデッキの関係をまとめるとこんな感じ。

  • 前衛デッキ:与ダメ・被ダメ・被応援
  • 後衛デッキ:与応援

要は 全前状態で、後衛の応援スキルが使える と思えばいいですね。次に遊撃で後衛の人が前に行く目的を考えてみましょう。前に出る目的は主に二つです。

一つ目は序盤(開幕)にHP上げを行う事で盾としての強度を高める。遊撃とはいえ、宵闇・八面猛追を喰らえば倒れてしまいます。応援自動回復があるとは言え、強度を高めることで的を分散させるメリットは大きいです。後衛メインの場合は前衛状態での手数が少なくなるので気炎・気宇によるHP上昇よりも三河・忠義・賜物によるHP上昇が重要になってきます。

二つ目は合戦ポイント稼ぎ。こちらは連合によっては全く無い事もあると思います。全前デッキの記事でも書きましたが、後衛特化の前衛火力は前衛特化のスキル数発分にしか満たない事もあるので。

これを前提に考えていきます。まずは結論から。

  • 影武者・三河・忠義・賜物・気炎・気宇をあるだけ積む
  • 六天・嘲笑・刑部を積む
  • 知勇・豪気をあるだけ積む
  • 余った枠に川蝉・絶世・忍耐を積む

戦略上、攻撃・応援コンボ数を調整するために全前状態に寄せることはありますが、後衛特化の人が前に出るメリットは殆どありません。そのため全前デッキ構築と同じく火力以外の役割を考えた上でデッキを特化させていく方が連合にとってはプラスになると思います。

具体的には影武者・三河・忠義・賜物を多く積むことで盾としての強度を高める。気宇・気炎は戦略次第ですが前に出た際に少しでもHPを上げるために積んでおく。前衛デッキは退却ステ下げ補助を積んでおくことで相手のステを少しでも下げる。退却ステ下げ補助の効果を高めるために、知勇・豪気で攻ステを可能な限り上げておく。仮に1退却500万程度の下げだとして300退却で15億の下げ効果を稼げます。実はこれは全前の不参加デッキとしても有用、倒れた後は一心で起こしてあげる必要がありますが、合戦に参加してなくても貢献することが可能という例です。

それくらいの効果の為に特化させるくらいなら敵中特化で少しでも合戦ポイント稼いでもらった方が良いという考えもあると思います。仮に後衛特化に火力を求めるなら敵中特化。対格上にラスト葵で全前稼ぎをするなら被退却系に寄せても良いですね。勇猛系は火力が低い上に後衛メインの人はHPも上がりにくいのでお勧めはしません。

遊撃戦は軍師によって前後の行動割合が大きく変わります。うちの連合でも軍師によって満遍なく回したりスポットで入替したりと様々です。それでも後衛特化の人の前衛行動時間が短い事を考えるとこういう方向性のデッキにも価値があるんじゃないかと思います。