陣略簡易考察

巌魂消効

 生放送で告知のあった新ルール。巌流と反魂の無効化。強力なスキルの価値を変えてしまうと返金問題に発展するので運営は手を出してこないと思っていたのですが、ルールなら問題ないという判断でしょうか。絆環境の問題を解決する良ルール。デッキも質重視から量重視に変える必要が出てきてコスト25の所有有無だけでは大きな差は付きにくくなります。

陣略簡易考察

 陣略に限らずですが、最適戦略を全ての連合が実践できるわけではありません。陣略ローテは前後でそれなりに活動できることが大前提ですが、多くの後衛特化の総火力は前衛特化の一撃にも及びませんし、前衛の応援も同様。コスト25のスキルがあればそんなことはないというのは理屈的にはそうですが、後衛特化で信長や慶次のLG化や凸を進めている時点で相応の課金が必要。富嶽によって効果量が底上げされたとしても単体スキルを揃えるのも特化していると簡単ではないです。また巌流と反魂を両方仕込むのもできるに越したことはありませんが編成難度が高いです。

 最低限の戦略を構築する場合は攻撃と計略のバランスを考えるのが良いと思います。また、巌魂消効の有無で戦略を変えるのが理想ですが、連合帯によっては巌流反魂の駆け引きも殆どありません。なので巌魂消効が適用される合戦をベースに考えておけばいいと思います。以下の考察内容は巌魂消効が適用される前提で考えていきます。

 大きく攻撃と計略で分けた場合、攻撃は平野・山岳に対応可能、計略は山岳・河岸に対応可能。つまり攻撃と計略どちらかに寄せている時点で陣地選択が絞られてしまいます。どちらかに寄せた場合と攻撃計略を両方を採用した場合を比較してみます。

  • 攻撃vs攻撃
    • 平野と山岳の取り合い
  • 計略vs計略
    • 河岸と山岳の取り合い
  • 攻撃vs計略
    • 山岳の取り合い、互いに平野と河岸を確保
  • 攻撃vsハイブリッド
    • ハイブリッドは河岸を確保、平野と山岳で得意な方or相手の火力が低そうな方を狙う
  • 計略vsハイブリッド
    • ハイブリッドは平野を確保、河岸と山岳で得意な方or相手の火力が低そうな方を狙う
  • ハイブリッドvsハイブリッド
    • 3陣駆け引き

 ハイブリッドタイプの強みは相手がどの戦略タイプでも対応できる点です。既存の戦略もハイブリッドではありますが、違いは攻める陣地をあらかじめ決めておくどうか。計略が山岳に対応したおかげで相手に応じて切り替えることが可能になりました。また、検討していくとソロ防衛対策を考える必要が出てきます。ただ実際にやってみると合戦に参加している感がなくて全く面白いものではないです。勝ちに徹するなら重要な役割ですが、自ら手を挙げる人はあまりいないんじゃないかと思います。また怒髪開始までの時間が大幅に短縮されているので、ソロ防衛に対して宵闇連打でマウントを取ることで怒髪を誘発できる可能性が上昇しました。実際にやってみないとわかりませんが、現実的に怒髪を狙えるなら戦略前提が大きく変わることになります。

 攻撃に寄せると河岸、計略に寄せると平野を取るのが難しくなります。ハイブリッドのメリットは相手の捨てている陣地を必要最低限の火力で落とせる可能性が高いという点にあります。これができれば残りの火力を一陣に注力させて総火力で上回れる可能性が上がります。かなり極端ですが相手が河岸を捨てている場合、河岸に風霊を使い、残りの絆を平野or山岳で使い切ることで総火力に差を付けることも可能です。一見すると一陣ずつ確保できるので五分に見えますが、ハイブリッド側が駆け引きの選択権を一方的に握れる状態で有利。

 過去の陣略では最初に決めた2陣を兎に角取るという連合が多かったです。今回も多くの連合はまずは同様の方針である可能性が高いのでハイブリッド戦略を取るだけで有利になる可能性が高い。問題になってくるのはそもそも連合でハイブリッド戦略を取れるかどうか。前衛メンバーだけで見ると攻撃or計略に寄っている可能性はありますが、後衛メンバーも含めて考えると両方揃っていることが多いと思います。冒頭に書いていることと矛盾しますが、相手が捨てているなら火力が低くても取れるため後衛の火力も重要。後衛5人で前衛1人分でも稼げれば十分。或いは連合全体のバランスを見て苦手な系統でもそれなりのデッキを作れる人がいればそちらの系統で準備してもらうのも手だと思います。