陣略に絆奥限縛がない

 目を疑いました。本気でしょうか。巌魂消効は良ルールですが、絆奥限縛がないと話が変わります。

 絆奥義環境では今までのように3陣それぞれに指示担当を置いてしまうと問題が起きます。絆奥義は他の奥義と違い全陣地共通で使用回数がカウントされてしまうため、各陣地で独立した意思で自由に絆奥義を使ってしまうと他陣地の選択肢を削ってしまいます。例えば河岸が最後の山場に風霊を持ってこようと考えて温存しているとします。この時に山岳or平野で相手の水霊防御として風霊を使ってしまった場合、当然河岸では風霊が使えなくなり、予定していた山場を作ることが出来ません。これを回避するためには各陣地で使う絆奥義を割り振る必要があり、そこに駆け引きの要素が生まれると思っていました。

 でも絆奥限縛がないなら山岳・河岸狙いで良さそう。計略は絆と通常奥義の火力差が攻撃に比べて小さいです。極端ですが河岸は通常奥義だけでも構成可能。なので山岳に絆奥義を集中して総火力圧倒を狙います。河岸は通常奥義で総火力確保。仮に相手が河岸に絆を使ってきたら平野に逃げて被弾を減らします。怒髪阻止が難しいと仮定しても絆1つ分くらいなら阻止できると思います。河岸に火力系の絆を1つ使えばその分山岳で火力差が付きます。また山岳に計略要素を組み込むことで前回猛威を振るった覚悟不退転の倍率を削ぐことが可能です。相手が平野・山岳狙いで平野と河岸をそれぞれで積み上げをしているとします。怒髪待機の短縮化で怒髪を狙える可能性はどちらも等しいですがフルヒットを取れる確率は計略が上です。そして前述のとおり、絆奥義とそれ以外の火力差が小さい為、山岳でこちらが勝り相手が河岸を取りに移動して絆を使っても逃げ切れる可能性が高いです。反対に山岳を落としそうになっても平野に絆を使えば奪える可能性が高い。相手がそれを予防するために平野に絆を使っているなら山岳ではその分の火力差が付くので有利。平野の攻撃コンボと河岸の連舞の積みやすさを比較しても河岸の方が積みやすい為、陣地への滞在時間の長さが与える有利も大きい。応援に関してもコンボ数よりスキルそのものの強さの方が大切なので平野の利は少ない。つまり平野・山岳vs山岳・河岸の構図になった場合は後者の方が有利な気がします。

あとがき

 絆奥限縛がないなら、巌魂消効の有無に関わらずハイブリッド戦略の山岳・河岸が強そうです。結局は連合にあった戦略を採用するのが良いのですが、他の2陣と比較して平野が不遇される状況は改善されそうにありません。