常時ステ補助の多様化

まえがき

 スキル玉のレシピ追加と常時ステ補助の上限設定に関する考察です。

レシピ追加

 今回の追加はコスト25極意と常時ステ補助4種。どちらもある程度予想されていた内容なので特に驚きはないです。

 コスト25極意は上限が秘技に比べて少なく設定されており、気持ちバランスを取っているように見えますが大勢に影響は無いです。最終極意までは流石にないと思ってるんですけど、運営はいつも斜め上を行くので可能性は否定できません。

 スキルの付け替えを前提とするなら継承枠が多い方が汎用性が高くなるため、前衛は前継承2枠のコスト25カードの価値が上昇、1枠のカードは価値が下がりデッキ落ちしていきます。後衛はその逆。

 現環境は総量重視ですが、より強いスキルが出ることで質にシフト。といってもレートがきついのでしばらくは総量重視のままだと思います。これらの上位スキルを作る際は注意が必要で、例えば千軍ノーマル5個しか保有していない状態で千軍匠に変換すると総火力が減少します。なので現状の火力を維持しつつ強化していくのであれば、ノーマルを上限確保したうえで余剰分を匠スキルに変換した方が良いです。でもこれはコスト25の継承枠が潤沢な場合の話。コスト25の保有数が少なかったり、山場を長く維持できないのであればノーマル5個を匠スキル化した方が良いと思います。

 スキル合成は自身の環境を踏まえて計画を立てた方が良いです。デッキや将星によるカード収集も同じことですが、誰かの最適が自身の最適とか限りません。

 レシピ追加の影響は上位でトナメを競う人達程重くのしかかります。そうでない場合は、無理について行く必要はありません。今のペースで行けば数か月後には価値が暴落して簡単に作れるようになっていく事が予想されます。

加算上限400%(2022/4/6訂正)

 気にする必要ないです。

 割合は基礎ステに依存するので同じ常時補助数でも基礎ステが低い程割合が高くなります。例えば攻値400万として雄渾Lv30でも14.7万なので400%上限を超えるためには109個必要、攻値が450万なら123個と現時点ではどうあがいても補助枠が足りません。他の3種(防、知攻、知防)のスキルの上昇値は不明ですが、雄渾級なのは間違いないのでこれらのスキル玉が作れるようになるからと言って400%に届くことはないと思います。400%に届くのは意図してカードの戦力を下げている場合くらいです。

 運営のメッセージとしては戦力の低い低コストSSRはどんどん型落ちするからより高コストのカードを入手してねって事と、あとは単純に900京問題のシステム的な対策としてとりあえずの制限を欠けただけだと思います。流石に闘将も加味してる筈。

常時ステ補助のスキル玉追加

 今までの様にとりあえず常時ステ補助を積んでおく、ではなくてデッキの個性を作れる要素だと思います。(それが総効果に反映されるかどうかは別の話)

 前衛攻撃は知勇。前衛計略と後衛は甘露。と他に選択肢が有りませんでしたが各補助の積み方で個性が出てきます。

  • 知勇:攻撃・計略ハイブリッド
  • 雄渾:攻撃特化(自力)
  • 鋭敏:計略特化
  • 強健:攻撃防御特化(他力)
  • 心胆:計略防御特化
  • 甘露:バランス型

 私が運営なら後衛スキルも1要素のみに作用するスキルを作って補助と合わせてデッキと立ち回りの多様化を促します。が今のところそれらしい傾向は見えないので現状ベースに影響を考えてみます。

 前衛に関しては基本は攻撃・計略・ハイブリッドの三択で補助を揃えて行くことになりますが、連合全体で考えるなら防御特化も有用。確固が良い例で、防御ステを上げることによる被ダメ軽減効果は十分にあり、また攻撃寄せの千軍中心に行くのであれば懸日によるステ参照が使えるので防衛特化しつつ火力を担保することが可能になります。

 ハイブリッドは常時ステ補助的にはお手軽ですが、その他スキル・補助を揃えるのがお手軽じゃないです。現時点である程度スキルが揃っているのであればそのままハイブリッドで行くか、知勇を変換してどちらかに寄せきるかの選択が必要。ただし、ハイブリッドは特化には及ばないのとハイブリッドがそのまま活きるルールは陣略くらいしかないので、ルールに関わらず前衛をしたいって人以外はハイブリッドはあまりお勧めしません。

 次に後衛。現行の前衛知勇、後衛甘露のバランスを考えると、今すぐ上位変換する必要はなくて甘露のままでも問題ないと思います。前述の前衛陣の攻防寄せも見えない状態をかんがえるなら寧ろ全体の底上げができる甘露が最適。上げが足りないと思うなら天上花や甘露のいくつかを雄渾等に付け替える調整で良いと思います。

 現行の応援は全員で攻バフ・デバフ・防バフ・デバフを賄うことが殆どなので、後衛がステをどれかに寄せるのは余程役割分担を明確化していない限りは難しいと思います。もしかしたら後衛15人中、10名は攻ステ重視、5名は防ステ重視とかで全員が甘露を積むよりも効果的な布陣があるかも知れませんが、後戻りができないので試すのもなかなか難しいです。

 全前の考え方は後衛と同様なので割愛。

あとがき

 常時ステ補助の多様性は以前からありました。攻・知攻の方が重要なので敢えて防を上げる選択はメリットが低かったのですが、同列スキル玉の追加によって多様性が明確化された事でそれに付随するスキルが追加されていく可能性はあります。

 スマホゲームによってはガチャを回す前にそのガチャで入手できるユニットのお試し機能があったり、フレンドから借りるなどして事前にキャラ性能を知る機会を設けたりしています。炎舞のスキル玉はリソースを大量に消費するだけでなく後戻りが出来ないシステムになっているので何らかの形で試せる機能が欲しいです。