私見考察
先の記事でさらっと書きましたが、ちゃんと書かないと勿体ないくらいいい試合だったのでちゃんと考察します。
駆け引きのポイントは多分この点。
- 啄木鳥をラストまでにノーリスクで使わせない事
- ラスト手前に大きくポイント先行する事
開幕
ダレハヤ：回生→中国→回生→堅忍→回生
エルドラ：回生→回生→雲→天計
開幕ダレハヤは全前からの中国応援。遊撃ではよくある形だと思います。開幕回生ミラーであればかなり強い構成です。次手に四面が来ても発動直後に中国切れ。雲は時間でわかる。天計はややリードを許しますが再度中国で追いつけるうえに後ろに回れます。
対するエルドラは回生連発。四面警戒でしょうか？ダレハヤの中国を読んでいれば中国で前多めにしてコンボ同期を狙ってもよかったと思います。3手目の雲は堅忍警戒ですね、四面に比べて発動は遅いですが早く終わるので次への切り替えができます。堅忍を誘って天計でコンボ差を広げる狙いだったと思いますが。ここで問題発生。天計vs堅忍でもダレハヤの応援コンボを引き離せません。中国で抜かせず天計で広げると思いきや1000コンボ弱しかリードできていませんでした。ダレハヤ速すぎ。
中盤
ダレハヤ：月→ 葵紋→(葵紋発動確認)精神→月
エルドラ：暴欲→暴欲→葵紋
ここで実質勝負が決まってました。一つ目のポイント。ノーリスクで啄木鳥を使わせない事。これは単純な手法で対処ができます。2分奥義、或いは葵紋を置いておく。これだけで啄木鳥が打てません。2分奥義は単純に後出しの対処がしやすいので説明不要ですね。葵紋の先置きは見てから啄木鳥を入れることができません。発動終わりに啄木鳥を発動するように置いた場合でも再度葵紋を入れて2分間の有利時間を与えてしまいます。
「啄木鳥抑えるなら魑魅魍魎でもいいのでは？」という声が聞こえてきそうなので仮に魑魅魍魎を置いたとしましょう。単純な相性でみてもダメージレースでは啄木鳥が圧倒的に有利です。さらに魑魅魍魎終わりにノーリスクの啄木鳥の有利時間が出来てしまいます。魑魅魍魎発動見てから啄木鳥だと有利時間1分、後出し葵紋側も1分間有利時間を持てますが、後衛人数を増やして下げ注力すれば抑えきれる可能性は十分にあります。これは葵紋側も同じことが言えますが、魑魅魍魎vs啄木鳥の時間帯で離される可能性が高いのが問題です。また魑魅魍魎読みで啄木鳥が入ってきた場合、葵紋を被せることができなくなります。このことから魑魅魍魎を置いておくという選択肢は外れます。
これはお互いが徹底していたように思えます。ここで二つ目のポイントですね。ラスト手前に大きくポイント先行する事。詳しくは終盤のとこで書きますが、先に葵紋を置いてエルドラの葵紋に対して精神→月を当てたダレハヤが点差で大きくリードすることができました。この時点で詰みです。意外だったのはエルドラの暴欲連発。おそらく先行したかったんじゃないかと推測しますが、それならダレハヤの葵紋に精神・月・一意辺りをぶつけた方が良かったと思います。啄木鳥用に温存していたのでしょうか。
終盤
ダレハヤ：(発動未確認)葵紋
エルドラ：啄木鳥
発動未確認で葵紋を置いていましたね。リード許してしまったエルドラの選択肢は啄木鳥・下剋上のみです。そうなるとダレハヤは葵紋を置いておけばどちらがきても逃げ切れるという判断だと思います。
仮に点差が均衡している場合、両者葵紋の一択。当然この場合も啄木鳥を使うメリットはありませんね。シーソーゲーム狙いで下剋上の選択肢もありえますが啄木鳥が来たら詰み。葵紋はほぼ互角か若干下剋上有利だと思いますが、頂上連合同士だと葵紋の恩恵が大きすぎて下剋上でもきついかもしれません。
（3すくみ？）
葵紋＞啄木鳥
下剋上＞＝葵紋
啄木鳥＞下剋上
啄木鳥を選択したエルドラは葵紋前に大きく突き放して抑え込むしかなかったと思いますがダレハヤの後衛陣がそれを許しません。突き放せなかったエルドラはラストは全前宵闇に切替。思い切った戦法でもしかしたらと思いましたが、結果だけ見ると失敗。初撃と闇鶴フォローでダレハヤが全然倒れてくれません。（私はエルドラを支持していたので倒れてくれーと心の中で叫んでましたが祈り届かず、、、）仮に応援勝負にしたとしてもあの火力を見ると抑えきれたか疑問ですね。いずれにせよラスト前のダレハヤリードで勝負ありな気がします。また、中盤のどのタイミングかは忘れましたが、序盤エルドラが勝っていた応援コンボもダレハヤが抜いていましたね。速すぎ。
ラスト葵紋予想だとすると下剋上も可能性はあったかも？ただし先述の通りあのクラスの奥義相性が解らないので啄木鳥を選択した点から推測するとほぼ互角なのかもしれません。それと下剋上を選択する場合、発動時間から読まれて啄木鳥を置かれる危険性もあるため避けたのかもしれません。
総括
偉そうなことを書いていますが、合戦見てから考察するのと、戦略を編み出すのでは雲泥の差があります（もちろん編み出す方が難しい）。それにあくまでも私見なので合ってるかどうかは両軍の軍師に聞いてください。いずれにせよ両軍の駆け引きは本当に面白かったです。最初は「結局ただの遊撃かー」と思っていましたがリーグ戦はしっかり賢王戦でしたね。これで軍師人気でるかなーでるといいなー。
あれ？そういえば転機は？、、、
