水鯉考察

まえがき

 遊撃は100勇の連合にお邪魔していました。久しぶりの連合帯でその中で水鯉について色々と考察ポイントがあったので振り返り。

少しだけ遊撃振り返り

 殆どの連合が攻撃特化。鯉でコンボ、中盤絆で副砲、終盤転機の主砲という流れでした。個人的には中盤付近に使われる絆に対して転機を当てて先行。相手の転機には狸→月で防御専念。点数不安なら相手の転機をミラー。の先行逃げ切り戦略が強いのかなと思っていましたが、同様の戦略を取ってくる連合が無かったので未検証。

 その中でも鯉に関して、檄奮などの退却回数加算応援の登場もあって一気に各種回数系を稼ぐことができるので殆どの連合が鯉を使っていました。ちなみにお邪魔した連合では鯉を一度も使っておらずコンボ数は中国で稼ぐも殆どコンボ負け。難中の倍率もあるのでコンボ負けは必ずしも悪くはありませんが、コンボは計算の全体に掛かる係数なので離され過ぎると厳しい。ただし今回は転機の高倍率があったので格上以外には撃ち合いで一方的に応援負けするような事はありませんでした。

 例えば攻撃コンボ10,000で1000%、5,000で841%。同数以上で難中が1.56、8割以下は9.67。難中除く補助係数が50くらいだとして計算してみると、優勢側515.6、劣勢側501.8。回数系の補正が違ってくるので実際はもう少し差がありますが、圧倒的不利とはなりません。ただし難中不発だと劣勢側は420.5まで落ちるのである程度の発動率が無ければやはり厳しい。逆に言えば発動率を高くできるならコンボ差の見た目の程状況不利にはならないということになります。

鯉の妨害

 最近指揮を執らないので実践して無いのですが、鯉の潰し方考察。鯉を使う連合は通常奥義の投入or発動を見てから入れる事が殆どです。通常の合戦でよくある対面を見てみます。

※時間はざっくりです。
※灰色は奥義待機、青は奥義発動、空白は待ち、単位は秒。
※画像縮小されて見辛いので拡大して見てください。

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 雲は奥義投入確認で鯉を投入する以外、後追いで安定して鯉を入れることが可能です。様子見回生も見てから鯉を入れられます。なのでその分雲で停止を受けても鯉で十分リカバリー可能。ここで注目したいのは回生のパターン。通常の奥義時間でも30sのずれがあります。例えばここで四面を入れてしまえば鯉の後半60sはコンボ停止が効きます。堅忍を入れられたとしても現環境では決定打にはならないので問題にはなりません。

 次に奥義神嵐で対面を考えてみます。雲スタートは特に変わらないので省略。回生と鯉の差し合いを見てみます。

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 回生スタートで様子見されても四面が刺さっています。堅忍を嫌がるなら雲も悪くありません。回生投入同期で鯉を入れたとしても四面は刺さります。奥義神嵐と絆奥狂乱がセットになることが多く、その場合雲は微妙になりますが四面は変わらず刺さります。ただ四面でコンボは止まりますが、行動回数の加算は止まりません。なので風で潰すのが理想ですがコンボだけでも確実に止めたいなら悪くない手、、、に見えますが蓮華宝土は数秒あれば撃ち切れるので7割の時間を止めても効果は約4割カット。1分20回の手数だとして2分フル活用で40回。1人あたり蓮華宝土(30)×6と一蓮(5)×34で700コンボ、7割停止で有効手数が12として蓮華宝土(30)×6と一蓮(5)×6で420コンボで280コンボ減。この数値をどう見るかは軍師次第ですが、個人的にはそれなりに有効だと思います。欠点は先ほども書いたように行動回数が止まらない点と、こちらも鯉を使いたい場合に投入が遅くなってしまうので相手の奥義によっては投入そのものが難しくなってしまう点。絆3発限定ルールなら中盤に長めの通常奥義を使う連合もそれなりにいるので、使える場面はありそうです。

鯉の活かし方

 コンボや回数系を重視する戦略の場合は鯉はなるべく撃ちたい。安定発動を狙う場合は絆ミラーや相手の絆発動後追い。理想は前項でも書いていますが相手の長い通常奥義への合わせ。四面合わせを見たことないので基本的には通常奥義見てからが一番安定。その後互いに鯉を使いあった場合は後衛行動は止めようがありませんが、前衛は宵闇で削れます。逆に宵闇妨害に対しては遊撃なら以心、通常なら闇や一心でフォロー役を立てておくと良いです。

 立ち回りではコンプラスキルや天破・嵐華で各種回数稼いでいくのが一般的。補助スキルの加算も倍化されるので鯉を活かす場合はコンプラ補助もなるべく組み込みたいです。

 前衛だと瞬耀匠なら+10なので1アクションで20コンボ。黒聖や五輪刃も+10ですが、1スキル辺りの使用回数は瞬耀が5回なので総コンボ数でみると匠でなくても瞬耀がコスパ最大です。遊撃などでラスト数秒入れ替わりで瞬間的に稼ぐ用途なら黒聖や五輪刃もあり。補助は最低でも独眼竜は欲しい。冥護、機先、荒御霊、振鼓は揃えにくいので無理に組み込む必要はないと思います。遊撃でスポット前衛としてコンボを稼ぐ場合は補助枠が余るはずなのでこれらを入れる余裕はありそうです。

 後衛だと蓮華宝土が+30の倍化で60コンボ。保有カードは2枚のみですが、凸込みで計6回。1人辺り6アクションで360回。15人で5,400、遊撃20人なら7,200を数秒で稼げてしまいます。補助は継承可能なコンプラスキルが殆どないので自然と装備する分で十分。こちらも遊撃でスポット後衛をする場合はなるべくコンプラ持ちカードを組み込んであげると良いです。

 あとは最近追加された檄奮系による前衛の退却回数加速、これは回数加算なので四面や雲で止まらない点も優秀です。カードが重なってなくてもこのスキルのためだけにデッキインする価値はあると思います。

あとがき

 合戦ではコンボ(攻撃、計略、応援)と回数(攻撃、計略、応援、回復、与退、被退、天破、嵐華)のベース値があります。コンボは全体、回数は回復を除いて個人にかかる係数になっていきます。個人を見るか全体を見るかは以前からある問題ですが、個人を上げることで全体が引きあがる面もあるので一概にどちらが良いとは判断しにくいです。コンボ停止の影響を受けない回数系を重視するのは全体で見ても悪いとは言えません。

 デッキ構築ではどうしても知勇やその他の火力補助系に目が向きますが、倍化ルールや九尾・阿修羅道のような補助も増えているので回数系の考慮も重要になってきていると思います。