闘将爆気

格差に拍車をかける面白くないルール。戦力3倍という事はつまり戦力差も3倍。閾値も変動してしまうので格上と対峙した時の体感は3倍以上に大きく感じると思います。後衛力でよほどの差が無い限り番狂わせはほぼ無いんじゃないでしょうか。

戦略の要点はステ3倍による閾値変動をどう見るか。闘将爆気は以前啄木鳥の分析で誤解していた内容と同じ仕組み。記事は訂正済ですが考察テキストは残しているのでそのまま引用。

ステ変動によって閾値を変動(引き上げ)させて上げ効率を上げることで下げとの相対的な差を埋めてダメージ効率を上げる ←誤解していた点

言葉じゃよくわかんないって人のために迅雷と比較してみましょう。数値情報は数値DBより引用。まずは効果の比較。

  • 啄木鳥:攻ステ3.2倍、防ステ59%DOWN
  • 迅雷:攻ダメ1.5倍、応援1.59倍(以下1.6とします)。

啄木鳥の攻ステ3.2倍はそのままダメージが3.2倍になるわけではないです。あくまでも基準ステが3.2倍になるだけ。その他もろもろの要素は省いて攻撃側の攻ステと応援上昇分だけで見てみましょう。発動直後の比較から。

  • 奥義発動前:攻ステ200+応援2000 = 2200
  • 啄木鳥発動後:(攻ステ200×3.2)+応援2000 = 2640
  • 迅雷発動後:(攻ステ200+応援2000)×1.5 = 3300

終値に倍率のかかる迅雷が有利ですね。次に発動後に応援1000を加算してみましょう。

  • 啄木鳥発動後:(攻ステ200×3.2)+応援2000+応援1000 = 3640
  • 迅雷発動後:(攻ステ200+応援2000+(応援1000×1.6))×1.5 = 5700

迅雷は応援にも倍率が乗るので一気に差が広がりました。でも問題はここからです。乱暴な計算になりますが迅雷側はこの時点で20倍の閾値に到達と仮定します。勘のいい方は冒頭の閾値のキーワードですでにお察しだと思いますが、この状態で応援3000を足してみましょう。

  • 啄木鳥発動後:(攻ステ200×3.2)+応援2000+応援1000+応援3000 = 6640
  • 迅雷発動後:(攻ステ200+応援2000+(応援1000×1.6)+(応援3000×1/10×1.6))×1.5 = 6180

ここで啄木鳥が上回ります。応援インフレと閾値が重くのしかかり閾値到達で鈍足になる迅雷に対して啄木鳥は速度が落ちません。基準状態では最初の閾値が20倍、虹で100倍。啄木鳥で閾値64倍まで跳ね上がるため、その差は一目瞭然ですね。閾値をみるとこんな感じです。

  • 啄木鳥:12800
  • 迅雷:4000

但し、啄木鳥の破格の強さはあくまでも応援がインフレしていることが前提です。20倍閾値は恐らくそこそこの連合であればあっと言う間に到達できるため、それが引きあがる啄木鳥は広い範囲の連合で有用に思えます、が、何度下げられても底値から一気に引き上げるだけの上げの物量が無ければこの閾値変動を活かしきれません。

誤解されないように補足しますが、これはあくまでも「闘将爆気無し迅雷vs闘将爆気奥義なし」の状態です。考え方のベースとして今回のルールはそれほど影響大なルールだという事。闘将爆気に伴いステ変動奥義の影響が大きくなる点も見逃せません。前5人の場合、応援奥義に対してステ変動奥義は不利になりやすいのですが、閾値変動によってどこまで対抗できるかと戦局に応じた使い分けが重要なポイントになりそうです。また今回の選抜ルールは攻撃or計略どちらでも推せるルールなので連合の前衛事情と軍師の好みで取る戦略は変わりそうです。常時ステ補助の効果もおそらく3倍になるはずなので火力補助とのバランスもより難しくなります。ここらへんは数積んでる人とそうでない人で大きく差がでそう。