不尽木に棲む火鼠

新絆(火鼠・水鯉・風蝙)

 新絆の共通効果はAP消費1/3。序中盤の絆の選択肢を増やす狙い。

 火鼠は電光上位版。未体験ですが水霊絶天の環境を崩せる可能性があるかも。中盤でもそれなりの火力を維持できるなら計略戦略の貴重な火奥義としても使えそうです。開幕で火鼠を使用した場合、火鼠側は奥義補正によって高い応援効果をだせますが、相手側はコンボが積まれていないので通常奥義で対抗するのが難しいことが予想されます。対処としては一蓮を増やして初速を上げて破城や月に繋ぐか、絆が見えた時点で寝てしまう、もしくは開幕奥義→消魔→水鯉と繋ぐことで60sずらしで水鯉をあてる、消魔を早々に消費してしまう不利はありますが、仮に相手が水鯉だとしても状況は五分なので悪くないです。ただし、火鼠60sもあれば十分な気がするので消魔を使ってまで水鯉をあてに行くかといわれると少し微妙かも。火鼠側も勿論寝られたくないので、絆を入れたら攻撃しない動きが必要。明らかな攻撃停止は火鼠を予想されてしまいますが相手が絆奥義以外を投入している状態であれば読まれても問題ありません。先述の60sずらし水鯉を考慮するなら発動直後に無欲が発動するように仕込むなど、結局ここも読み合い。

 水鯉はコンボ・回数のオール倍化。ルールや補助の加減算も含まれるようなので、コンプラ補助をきっちり詰む必要がありそう。例えば攻撃コンプラ補助含めて+5が付く場合はそこから倍化されるので+10。コンプラが無ければ通常コンボ+1が倍化されて+2となり星と同じ加算値になってしまいます。水霊絶天に寄せている場合は鋭刃効果を削ってしまうデメリットはありますが、加速度が圧倒的なので先行・後攻どちらを取るにしても布石として優秀な奥義だと思います。

 風蝙は四面+中国で更に堅忍無効のコンボ停止奥義。コンボの追い上げ性能も破格ですが他の絆に比べると性能差を感じます。例えば開幕水鯉を風蝙で抑えた場合は四面+相手の補助発動減少。仮に相手の影武者の発動率を大きく落としてマウント圧倒出来たとしても、属性勝ちのメリットが弱いです。堅忍無効化に関してもそもそも絆に堅忍をあてる場面が全く浮かばないのと、堅忍に後出しで風蝙を使うような場面も考えにくいです。水鯉を見てから後出しも、コンボ差は埋まりますが、回数差が埋まりません。中盤コンボ差が著しい場合、相手の水霊にあてることが出来れば状況五分に戻せると思いますが、火霊は勿論、風霊に当たった場合も絆一発分の打点差が生まれてしまいます。属性勝ちしても五分以上に持っていけない完全後手の奥義に見えます。

 鼠vs蝙蝠、鯉vs鼠はその時点で戦況が傾きますが、蝙蝠vs鯉に関しては大局に影響がなく、実質、鼠と鯉の駆け引きになりそうです。

スキル玉のレシピ追加

 与退却が大幅強化。被退却と与退却を比較した場合、退却数でいえば被退却のほうが速度、最大数ともに上ですが、与退却はスキルそのものの威力が被退却よりも高い傾向にあり、雷霆クラスであれば退却数の不利は十分に補えます。刀八も追加されて苦手だった単発適性も向上。勇猛系は万馬や兵強など地味な強化。デッキが勇猛特化の場合、水霊用スキルは謄飛が理想ですが未所持であれば万馬を1~2発程度確保しておいてもいいかも。

 攻撃の多極化が進んでいますが系統の組み合わせに関しては25慶次を有する敵中+被退却と25信長の勇猛+与退却の二強。敵中+被退却はそれ自体で複数・単発の適性が高い点が優秀。勇猛+与退却は刀八のレシピ追加によって単発適性が向上したものの、複数・単発のスキル玉を両方揃えていくのは大変。また回数当たりの威力で考えると回数系の鳳炎や桜龍も威力十分。スキル玉は複数系を優先して単体系に関しては当面の間は回数系かあるいは天破系で補間するのが良さそうです。

助言という名の自己満足

 一方的な知識の押し付けは自己満足です。また相手が求めてきた場合でも相手の状況を無視した助言は無意味です。育成連合以前の盟主時代にもよく経験しました。口論になった際に「連合の為を思って」とか「本人に悪気はない」とそれらしい言い訳をしますが、結局ただの自己満足で発言している人が多いです。自分にとっての最善が必ずしも連合の最善とは限りません。連合の為を思うならまず初めにその連合の方針や事情を理解しようと努めるべきで、そもそも口論になることもあり得ません。こうすればもっと強くなるというのを理解しながらも敢えてそれをしていない連合も存在しています。仮に議論を許していたとしても、連合事情を踏まえていない助言はやはり無意味です。200~500勇くらいの間を見てみましたが、連合帯が違えば合戦の環境は全然違っていて、それぞれの環境にあった戦略・戦術があるように思いました。

 助言の主体はあくまでも受け取る側だと思います。求める側の状況も様々です。何も見えなくて困ってる、迷っているだけで背中を押してほしい、答えだけ知りたい、本質的な部分を知りたい、楽しみたい、強くなりたい。同じテーマで話をしても受け取り側が何を求めるかで助言のやり方は変わってきます。連合盟主を辞めてから短期で連合を回っていますが、その際にもなるべく聞かれていないことは答えなかったり、意図を汲み取る様に注意しているつもりなのですが、時々自分から発信してしまったり自分のものさしで話してしまったり、その度に反省しています。難しいですね。