摸摸具和と月輪熊・羆・猫熊

まえがき

 摸摸具和でモモンガって読むらしいです。

火熊との比較

 新絆奥義のモモンガ。体感では熊に匹敵する火力。

 補助発動で火力がブレるのは熊もモモンガも同様ですが、倍率そのものにも影響するモモンガの方がブレ幅は大きいため、現時点では人によって評価が二分される奥義だと思います。また熊には退却対象化という壊れ要素があるので重要度は相変わらず熊の方が上ですが、絆ずらしで安定して高火力を叩ける奥義としては熊に次ぐ性能。モモンガ登場前までは鯱がそれを担っていましたが、実質与退専用なので全系統に恩恵のあるモモンガの方が使いやすく、火力の面でも恐らくモモンガが上。最近は遠距離妨害よりもデバフに比重を置く連合が増えているので火霊も使いやすくなっていたのですが、モモンガ登場で再度息を潜めそうです。

 と言う事で前回記事で書いていた内容が全て破綻。仕掛け時間を長く取れるので本隊長枠はなるべく全て使う方が良さそう。熊同様に補助100%発動の千軍系との相性が良いですが、千軍系以外がメイン系統の場合は補助の組み方に悩みそう。熊だと知勇を多めに積みたいですが、モモンガも考慮するなら全体の発動率を底上げしたい。結局前後バランス次第なのですが基本的には火力補助優先で積むほうが安定すると思います。

 熊とモモンガのスキルの使い分けは特性で分けるのは難しいです。退却にもあたる熊では騎馬優先、補助発動で補正のかかるモモンガでは補助アップ効果のあるスキル優先、騎馬でフルヒットを狙うなら鷹を発動させたいので熊でも補助アップスキル使いたい。となるのでスキル特性そのもので使い分けるというよりも相手の防衛の強さに合わせてスキルの強弱を使い分けする方が良いかもしれません。

 熊で主砲、モモンガで副砲というよりも、熊とモモンガの中でステ状況が良いときに主砲を撃つという感覚。以前であれば先行すると猿を活かされる懸念がありましたが、現状の猿は相対的にみると抜き出た火力は無いため後追いを過度に気にする必要は無いです(相手格上なら話は別ですが)。初期の絆は属性勝ちを除けば能力増減に補正がなく殆どが単純な火力補正のみでした。でも熊・鯱・モモンガは火力補正だけでなく能力増減にも補正がかかります。歴の長い人であれば迅雷と下剋上の関係を考えてもらうと解りやすくて、火力補正2倍よりも、火力補正1.5倍+能力増減補正1.6倍の方がダメージレースで有利です。ダメージの基本がステなのは絆でも変わりません。猪・鰐・隼も単純な火力補正は猿-0.5(計略は-0.75)ですが、それ以上に火力をだせるのは能力増減に大きな補正が掛かるのが理由。それくらい能力増減補正が火力に与える影響は大きいです。なので同格の場合に(自)熊→(敵)猿→(自)モモンガ→(敵)熊とずらして撃ち合いをした場合、自軍が打ち勝ちます。相手熊に月を合わせれば尚更。話が色々飛んでますが何が言いたいかと言うと どの奥義に強打を撃つかを考えるよりも、ステ状況が良いときに強打を撃つ方が総火力が高くなる可能性が高い と言う事です。ここら辺は合わせありきの連合とそれ以外で意見が分かれると思います。合わせで確実にステ差を作れるならより強い奥義でそれをやればいいです。でもそれが出来ない場合は奥義に固執しすぎるとチャンスを逃してしまいます。現状は熊のインパクトが強いのでその分抑えもきついです。それでもそれなりの火力を叩けますが、抑えのきつい熊で無理に攻めるよりも抑えの緩いモモンガで攻めた方が結果的には稼げると思います。

千軍と懸日

 回数系が現環境最強だと思う理由について前回記事で書き洩らしていた事があるので追記。補助100%発動の恩恵は火力補助だけではありません。ステ参照の補助も洩れなく発動します。つまり懸日を保有している状態であれば千軍使用時は常に前衛陣の最高ステで叩けると言う事です。勿論、敵味方のスキルが大量に飛び交うので常に誰かがステを維持できているわけではありませんが、他のスキルに比べて火力補助だけでなくステの面でも高精度が期待できます。その為、合わせ無しの連合でも火力が安定しやすいです。

 回数系が最強だと思うのはあくまでも精度と汎用性の観点で、火力面では他系統の方が間違いなく上です。いまだと天破が実用レベルでは最高火力。与退や被退も特化すれば大きく引けを取るとは思いません。その際に重要なのは退却回数なので輪廻など回数補正のかかる補助は発動率90%越えるくらいに高く設定した方がいいです。

あとがき

 一つ突き出た強さの要素を出して、その後それに並ぶ要素を出す。炎舞のいつものパターンで何度も繰り返している内容なので詳細は割愛しますが、これによって何が変わるかというと戦略が一点集中型から分散型にシフトすると言う事です。絆中心の環境は長く一点集中型が続いていたので、モモンガ登場によって絆奥義の出し方以外の部分での駆け引きが増えることを期待しています。