兵法選択と独行九尾

兵法選択の話(※初心者~中級者向け)

 以前から蛞蝓の強さが抜けていましたが、嵐華計略の流行によって更に他兵法との差が開いた様に感じます。今回は200-300勇付近の連合にお邪魔していましたが、ここらへんだとまだ蛞蝓が飛び抜けて強いといった印象はなくて蛞蝓か蝦蟇の二択。大蛇は毒酒連携が使えるなら強いですが、同じく蛞蝓でも毒酒連携は有効なので連携の精度が高い場合に敢えて大蛇を選択する理由はないです。以下、兵法選択で蛞蝓が強い理由を改めて整理。

 大蛇はHP1で火力増、蝦蟇はHPMAXで火力増、蛞蝓は無条件に計略火力増かつ計略が前衛に優先hit。本来三竦みを狙ったものですが、神降ろしの登場によって蛞蝓一強。大蛇は最大火力を見れば蛞蝓に劣りませんが最大のネックは精度。投石系の継承が進んでいることもあり、毒酒連携以外で最大を取るのが難しいです。またHP1の状態を維持することが難しいので短く高く取る必要があり、連合の連携力が高くないと最も使い難い兵法だと言えます。蝦蟇の条件はHPMAXなので大蛇に比べると状態を維持しやすく精度の面で有利。なので総火力も稼ぎやすく攻撃中心の連合であれば使い勝手の良い兵法に見えますが、こちらも大蛇と同じく投石系の普及によって山場の火力を削られる事が増えました。現状では立ち状態の前衛を優先的に回復させるスキルが存在しないため、前5人ルールの様に闇鶴フォローで発動条件を整えることが出来ません。投石妨害に対抗するには敢えて前衛を増やして以心や孔雀で的を増やす方法が考えられますが応援上げも分散してしまいます。一見すると使い勝手の良い蝦蟇ですが相手後衛が大量に投石系を用意していた場合は大蛇までは行きませんが精度に不安が生まれます。実際完封とまでは行きませんが投石連打で総火力を削られた合戦が何度かありました。

 蛞蝓は計略そのものが高火力高精度ですが更に兵法効果は条件無しなので常時最大火力。また計略無双適用によって欠点である筈の回転率問題がありません。毒酒隕石の連携以外に対しては投石系の妨害も無意味、特に神降ろしは長時間の攻めを防ぐ必要があるので守り側は大量の下げを確保する必要があります。草木のスキル玉追加によって下げの総量確保が可能になりますが、前衛優先ヒット効果もないので神降ろしを止めきれるものではないと思います。また、神降ろしや暴欲と言った絆奥義に引けを取らない通常奥義があり、絆奥義に頼る攻撃と比べて奥義構成の自由度が高いです。極端な話、蛞蝓の攻めは防ぎ様が無いので同じく蛞蝓で殴り合ってしまうのが最も有効な防衛策に思えます。

 蛞蝓が圧倒的過ぎるので計略無双くらい外してもいい気がします。賢王のトーナメントはまた蛞蝓一択になるのでしょうか。

 但し、冒頭書きましたがトーナメント級でないなら連合メンバーの適性さえ合うならどの兵法も通用します。以下各兵法選択時の攻め視点のざっくりとした注意点。

 大蛇。毒酒連携がベストですが、それが難しい場合は毒酒と焼尽の数を確保して試行回数を多くすると良いです。ピンポイントでの連携では無くて発動から10sの間に連打、などのアバウトな戦術でも何もしないよりは成功率を高めてくれると思います。また相手が蛞蝓選択してそうなら山場は前多めするなど、山場でどうやってHP1状態を作り込むかを考えます。焼尽役は以心伝心を積むのも前衛のHP1状態を阻害しないので有用。毒酒などのタイミング合わせをする場合、基本は発動直後を狙います。理由は奥義隠匿によって相手がタイミングを合わせにくいからです。発動直後以外は130.100.30の様な一般的によく使われそうなタイミングではなくて140.110.40など少しズラすだけでも成功率が上がると思います。

 蝦蟇。回復補助は最低全種1個積み。猛追でHPを削られた場合こちらの最大HPによって1~3種が発動すれば満タンまで回復。投石ならどれか1種が発動すれば満タンまで回復します。回復補助は開暉を除いて1種の発動率をあげるよりも種類を多く積む方が良いです。後衛は先程闇鶴サポートが弱体化する旨を書きましたが、だからといって不要ではありません。前衛の連打を支える為にも仕掛け時間分の数は確保しておきたいです。

 蛞蝓。基本は普段の遊撃ルールと同じです。後衛特化数名は前衛デッキをステ参照用(スキル無視でステータスを兎に角高く、継承枠は全て知勇)にしておくと神降ろしの安定度が増します。

 共通するのは兵法を活かすためにどうすれば良いかという視点です。特性は火霊水霊風霊そのままなのですが、これが合戦時間中ずっと続いてる事になるのでより意識する必要があります。また大風などの強力な応援補助は前衛行動をしていても係数が上がるようになったので前衛メインはスポットで後ろに回ってコスト25のスキルを打ってもそれなりに効果を出せます。例えば、狸発動直後に前衛が応援撃って前に移動すれば後衛特化のスキルを温存しつつ狸開始のステを作る事も可能です。

 最近の炎舞は連携重視の傾向にありますが、実践は連合員全員の協力がないと難しいので、まずは兵法を活かす事に注力するのが良いです。

独行九尾

 23武蔵。天将限定補助と思いきやバレンタインカードで九尾が登場。しかもバランス調整で強化された独行持ちで、全てのデッキに搭載可能な超万能カード。甘露は範馬と同効果なら攻撃特化よりも後衛と計略特化に人に恩恵が大きいです。攻撃特化でも防御値が上がることは邪魔にはならないので8凸が早々に終わってスキル玉にできるなら知勇と入れ替えるのも悪くありません。

 コスト24の半兵衛も凰嵐に天嵐羽織とトレンドのスキルを綺麗に纏めたカード。天一直前に狙いすました集金ガチャは相変わらずなのですが、ここまで寄せてくるとは思いませんでした。賢王の計略一色に拍車をかけそうです。

 昇華の対象カードなので凸以降は比較的低コストで限凸を進められるのでトーナメント狙い以外の人でもバレンタインがチャを回す人は多そう。

あとがき

 年末からイベントも流し気味だったので更新意欲が停滞中。初心者向けの記事を書きたいと思っていたのですが、トレンドの変わりが早すぎるので追いつきません。Twitterでカードレビューの方がやってる様に、追加カードの時点評価を書くのがある意味初心者向けとしても正解な気がします。ただ私はあそこまで短文で綺麗に纏める才能が無いので難しそうです。