俊足の啄木鳥と鈍足の確固(訂正版)

連合でも割と話題にでる啄木鳥。「啄木鳥と応援奥義の使い分けは?」という質問もありましたが。攻める際に応援奥義と啄木鳥どちら使うべきかを判断するためにも、啄木鳥の強さの理由を理解しておいた方が良いと思います。連合掲示板でも回答はしたのですが、それよりもちょっと深い考察。面倒な人は結論だけで良いと思います。

前のブログで確固vs魑魅の考察を書いたような気がしますが、基本的な考え方はそれと同じで影響の仕方が魑魅とは違いますね。結論から言うと

(2019/2/11訂正。閾値変動無しを確認。以下の考察分を全面訂正)
ステ変動によって閾値を変動(引き上げ)させて上げ効率を上げることで下げとの相対的な差を埋めてダメージ効率を上げる

という仕組みだと思います。ステ変動奥義による閾値変動は未検証なのですが、最上位の連合が使っていることから推測するとほぼ間違いないと思います。(最上位連合なら検証済、のはず)

前衛スキル効果計算時の攻ステを3.2倍にする

山場でよく使われる迅雷と比較してみましょう。数値情報は数値DBより引用。まずは効果の比較。

  • 啄木鳥:攻ステ3.2倍、防ステ59%DOWN
  • 迅雷:攻ダメ1.5倍、応援1.59倍(以下1.6とします)。

啄木鳥はスキル計算時点の攻ステ3.2倍にします。その他もろもろの要素は省いて攻撃側の攻ステと応援上昇分だけで見てみましょう。まずが閾値到達前の比較から。

  • 奥義発動前:攻ステ200+応援4000 = 4200
  • 啄木鳥発動後:(攻ステ200+応援4000)×3.2 = 12600
  • 迅雷発動後:(攻ステ200+応援4000)×1.5 = 6300

ステが3.2倍に引きあがるためこの時点で既に啄木鳥が大きく突き放しています。次に閾値到達以降の数値を比較。応援3000の効果がブレーキ値で1/10になっている状態。

  • 啄木鳥発動後:(攻ステ200+応援4000+応援300)×3.2 = 14400
  • 迅雷発動後:(攻ステ200+応援4000+(応援300×1.6))×1.5 = 7020

応援倍率と攻撃倍率を足しても啄木鳥に追いつけません。但し、啄木鳥の破格の強さはあくまでも応援がインフレしていることが前提です。下剋上同様に応援負けしている場合はステを作れないためダメージを取れません。更に自分の防御を下げてしまうので相手に稼がれる危険性は勿論あります。特に葵紋との相性は最悪です。

次に確固との比較をしてみます。確固の目的はステ維持ですね。応援は下げ最強ですが、そもそも閾値によって上げがカットされるために相対的により強くなっているのが原因です。その下げを対処するために普及したのが以前の確固。確固は下げをカットすることでステを保つ。でも応援インフレと確固の仕様変更によってポイント優勢時の確固の優位性は殆どありません。特に連環の様にコンボ数が異常に膨らむルールだと機能しません。対して啄木鳥は下げをそのまま受け、更に防御も下げるため、被ダメが増えてしまいますが、時点の攻ステを3.2倍に引き上げるため火力が抜群に伸びます。確固に比べると安定度は劣りますが、下げに負けずしっかりとステを作ることができれば火力は愛宕以上です。