全員前衛考察

まえがき

全員前衛は復起万回と四天昇勢(現在では六天)の登場で戦略が変わっています。主にこの二つのルールに焦点を当てながら全前デッキや戦略の考え方を考察します。

復帰万回

回復行動による能力増減効果にコンボ倍率が掛かるようになりました。運営の放送の数値を引用すると倍率は以下の通りです。

※整数に丸めてます。

回数 倍率
0 1倍
1,000 2倍
2,000 3倍
3,000 4倍

六天昇勢

数値はゲーム内の情報ページを参照。閾値が段階化されステが上がりやすくなったので、自上げ補助によるステ維持性能が向上。但し、それだけでは虹雷状態まで持っていくのは不可能です。

回復コンボと戦力グラフ

これらのルールによって増えた重要な役割があります。回復コンボ役ですね。新機能のコンボ情報板で敵味方の回復コンボ数を確認しましたが、殆どの連合が1,000~1,500付近、朝虹では1,000にすら届いていない連合もありました。先ほども書いたようにステが上がりやすくなっていますが自上げ補助だけでは虹雷まで持っていくことはできません。そうなると上げ幅の大きな流転・野生の量と質が重要になってきます。極端な話、これらのスキル数を大量に確保できるなら回復コンボはそんなに積まなくても戦えます。でも流転は餌が高級、野生は練成不可。更に宵闇の数も必要なので流転の継承もそんなできません。また回復連打は将器によって全体のステを支える意味もあり非常に重要な役割を果たします。

全前日程の戦力グラフを見てみましょう。朝虹は特殊なので1戦分のみ。

修羅・富嶽 12時 かち

修羅・富嶽 19時 まけ

修羅・富嶽 22時 かち

修羅・朝虹 19時 かち

今回私が搭載していた自(他)上げ補助は以下の通り。

  • 被退却:六天・逆境・四苦・七難・七転
  • 与退却:傍若・勝鬨
  • 行動:機先・麗姫・剛毅・煉気・開暉
  • 回復行動:将器

前半の上昇は流転1~2発、中盤は自(他)上げ補助によって緩やかに上昇、最終盤の仕掛け時に流転や野生を使って一気にステを上げています。意識的に回復コンボを積むようにお願いしているので終盤には2,000~3,000は積まれている状態です。この状態で流転・野生を解放すると虹雷まで確実に届きます。私は野生9、流転8くらい搭載していますが、虹雷発動しても野生4発程度残っています。

グラフ推移は勝ち負けで殆ど変わっていません。富嶽19時戦は上げ下げが均衡しており中盤の上昇が殆どないです。それでも最後の仕掛けの場面では虹雷まで届いており、英雄・放縦・激昂の様な効果の高い補助を削っても問題ないというのが解ると思います。あるに越したことはないのですが優先度としてはそれほど高くないと言えます。

朝虹19時戦に自ステが大きく減少していますが、これは味方の災禍を喰らった場面です。朝虹では瞬時による下げが強力で数十億単位で下げますが、回復コンボさえ積んでいればこのような状況になってもリカバリーできています。

全前デッキ

通常戦でも同じですが、役割に応じてスキルの優先度は変わります。

アタッカー・ステ参照

  • 流転・野生
  • 知勇

攻撃コンボ

  • 独眼竜・冥護・機先・振鼓・扶翼・御魂
  • 刹那・瞬耀

連舞

回復コンボ

  • 威光・武運・将器・軍奉行

  • 三河・忠義・気炎・気宇・影武者
  • 忍耐・空蝉・絶世・地黄・才気

ステ上げ

  • 将器・軍奉行・ひとたらし・天将

ステ下げ

  • 冥護・竜驤虎視・楽禍・捨てがまり
  • 極点・毒刃・奈落

などなど、雑に書き出しましたが、ここの整理自体に意味はありません。有用なスキルの種類が多いという事が解ればそれで十分です。

全前デッキも考え方は通常と変わりません。必要なスキルから組み込んで行って優先度の低いスキルを切り捨てます。違うのはスキルの優先度とその種類の多さです。全前デッキの構築が難しいと感じる原因は多すぎる役割を詰め込もうとしてしまうから。役割分担さえできれば難しい事はありません。ただし、連合によっては役割分担をせずに自主性に任せている連合も多いと思います。その場合は自分の得意を伸ばしてもいいし、連合の弱い部分を補ってもいいと思います。大事なのは取捨選択をすることです。

自上げに関しては最適数の設定ができないので、負け合戦のグラフでステが徐々に下がらないのを目安に搭載すればいいと思います。

全前戦略

全前はステ管理が最重要だと思っています。それはずっと変わっていませんが手法が変わりました。具体的には仕掛けに入るまでにどれだけステ差を作るかから仕掛けの際にどこまでステを高く作れるかに変化。

昇勢によって引きあがった閾値を活かすためには回復コンボの倍率を上げてスキル効果量をより高くすることが大事です。ダメージの基本はステ差なので相手のステを下げることも大事、でもマウント圧倒している場合を除き、全前では相手の戦力を落とすという行為が非常に難しい、富嶽19時の相手は戦力格上で毘沙門・極点・毒刃などを散りばめていましたがそれでも戦力格下側はステ維持が可能。勿論、下げを疎かにしてしまうとステがどんどん上がってしまうので、下げの重要度が低いという事ではありませんが、仕掛け以外の場面ではステ差を作られないようにして仕掛けの際に相手よりも高くステを作りきる、という戦略が最も効率的だと考えます。

あとがき

回復コンボの重要性を理解、或いは理解しても実践していない連合が多い様に感じます。グラフは連合平均値ですが回復コンボを積んで仕掛け時にステを上げればグラフは大きく動きます。富嶽19時の相手はきちんと上がっていますね。それ以外の相手は殆ど横ばいに近く、万回・昇勢登場前のステの作り方をしていると推測されます。