新要素色々

まえがき

 ここ最近で追加された新要素についての感想とか。

絆奥不敗

 絆奥義は賛否両論ありますが、個人的には絆反対派なのでこのルールは歓迎しています。このルールが適用されると相性負けの無効化が無いので属性相性がそのまま優劣になりません。簡潔に行ってしまえば絆奥義登場以前に似た環境だと言えそうです。影響が特に大きそうなのは狼と猿でしょうか。特に狼は退却数0にしてしまう点が環境に刺さっています。

 感覚的に絆登場以前の視点で考えればいいので戦略考察は割愛しますが、新ルール関係は余程の事情がない限りは今後も適用されるので特に初回適用イベントでは色んな戦略を試しておく方が良いと思います。

火熊

 完全な寝対策絆奥義。効果的には猪ほどの倍率は無いかも知れませんがフルヒット固定と火車の倍率も上がるので総火力で言えば猪クラスは叩けそう。ステも上がるので新スキルの懸神、降神との相性も良好。次回の陣略では必須奥義で戦略影響も大きいです。

懸神、降神

 ステ参照系なのでステ変動奥義で使うのが良さそう。火熊以外だと啄木鳥や全知辺り。被退に関しては補助が増えない以上系統全体の火力が上がらないので特効ルールが終わっても残るかと言われると微妙で、火熊で最大を取れる可能があるかどうか次第。

十全の備

 超重要スキル。要はセルフ初撃で退却時の確率発動ではなくて回復コマンドによるストック式。仕掛け前と仕掛け中の応援受け回復でストックしていく感じになりそうです。

英気の小槌

 回復・応援コンボ加算+能力増減効果上昇。複合系なので能力増減効果の数値はそれほど高くないかも知れませんが、回復コンボ加算は初なので特に全前では重要。

コスト25凸仕様変更

 今までは攻撃・計略・応援スキルの威力だけでしたが、能力増減効果にも適用されます。更に対象外だった回復スキル、流転系や御使いなどに関しても適用されます。なので全前で本隊長としては採用されにくかった天部の25上杉や九尾の25立花の前枠の使い方を考える必要がでてきます。六道でのスキル設定パターンをいくつか考えてみます。

  • パターン1:総量重視
    • コスト25に匠六道継承
    • コスト24以下に匠六道継承
  • パターン2:瞬発力重視?
    • コスト25に匠六道継承
    • コスト24以下に通常六道継承
  • パターン3:バランス重視?
    • コスト25に通常六道継承
    • コスト24以下に匠六道継承
  • パターン4:ハイブリッド(デッキ難易度高)
    • コスト25に匠冥罰(六道)継承
    • コスト24以下に匠六道(冥罰)継承

 通常と匠の能力減少効果量の比較検証が難しいので正確にはできてませんが、少なく見ても1.2倍くらいの違いはありました。ダメージが1.5倍で同倍率の可能性もあるので仮に1.5倍として各パターンの効果量を比較してみます。ハイブリッドはデッキ難易度が高すぎるので割愛します。

  • 前提条件
    • 通常六道で100下げ、匠六道で150下げ
    • コスト25の8凸で200%効果量加算
    • 継承枠コスト25が5枠、それ以外が20枠
  • 効果量試算
    • No1:5,250 (=2,250+3,000)
    • No2:4,250 (=2,250+2,000)
    • No3:4,500 (=1,500+3,000)

 No1は効果量は最大ですが匠六道の狙い撃ちが出来ません。No2は匠六道を狙い撃ち出来ますが、総量が一番少ないです。No3は最大効果はやや落ちますが、総量もそれなりを維持出来ています。ここら辺は何を重視するかで変わって来ますが、No2とNo3の関係は前継承枠の数でも変わってきます。次の例を見てみましょう。

  • 前提条件
    • 通常六道で100下げ、匠六道で150下げ
    • コスト25の8凸で200%効果量加算
    • 継承枠コスト25が5枠、それ以外が15枠
  • 効果量試算
    • No1:4,500 (=2,250+2,250)
    • No2:3,750 (=2,250+1,500)
    • No3:3,750 (=1,500+2,250)

 No2とNo3の総量が同じになりました。この場合は間違いなくNo2の方が優秀だと言えます。コスト25とそれ以外の継承枠の比率が1:3になった場合に総量が等しくなり、通常枠が増えていくとNo3、逆に減っていくとNo2の総量が上になります。

 個人単独で考えるならアタッカーは余りのコスト25枠には回復スキル、その他に匠六道で良いと思いますが、回復スキルによって山場の瞬発力が上がることを考慮するなら、そこに効果量の大きなスキルを狙い撃ちできるNo2も有用。ただし、継承枠の殆どを下げに回すような場合は総量に大きな差が出てきてしまうので、反対に相手の山場を読むのが難しい、或いは読まない場合はNo1やNo3の方が適している。など連合の戦略や役割分担によって最適が変わるので一概にどのパターンが良いとは言い難いです。サポートデッキでも上げ特化、下げ特化で補助を含めて組み方が大きく変わってくるので全前は殆ど応援ありの合戦と変わらないものになってきていますね。

あとがき

 ここ数日のアップデートは特に謳ってませんが大型アップデートと行ってもいいくらいの内容で大合戦で不具合が乱発しないか心配です。