武蔵と小次郎

まえがき

 スキル玉の集金システムが本格的に稼働してきたので、暫くはスキル充実度が勝敗に大きな影響を与えそうです。今回のレシピ追加の目玉はコスト25と六道。特に六道は全前重要スキルで今までは餌も合成ルートも限られていたのですが、難易度が大幅に下がりました。極端ですが謄飛クラスのスキルを簡単に作れてしまうような感覚に近くて正直残念です。

匠スキル

 匠スキルは通常スキルの50%増の威力。匠スキルには凸による威力増効果も適用されます。コスト24以下の凸による威力増が1個辺り20%増。コスト25は小小中大で100%増。8凸で200%増。になります。通常を100とした場合の威力は以下。

  • 通常:100
  • 通常、凸威力×2:140
  • 匠:150
  • 匠、凸威力×2:210
  • 通常、コスト25(8凸)継承:300
  • 匠、コスト25(8凸)継承:450

 匠スキルは通常の5倍の素材Pなので上位スキルを作っていく場合は可能であれば餌に回したいです。悩ましいのは餌にすべきか、そのまま使うのかという点。現環境であれば秘技クラスのスキルであれば匠継承、初期開放スキル(コスト25を除く)であれば素材餌として使っていいと思います。少なくとも為虎や火神クラスのスキルはある程度デッキが育ってくると殆ど撃つ機会がありません。

 ちなみに匠Lv20と通常Lv30の火力は匠Lv20の方が上です。敵中と勇猛でぞれぞれ検証した数値になりますが、通常Lv20に対してLv30で25%前後の威力増効果。Lv20-30の上昇値が全スキル同等かは不明ですが、恐らく違っていても大きな差ではないと思います。ただし応援スキルに関しては前衛スキルとは違う倍率の可能性が高いです。

 スキル玉は最大火力と総火力のどちらを重視するかで組み方が少し変わります。スキル玉が揃いきっていれば気にする必要はありませんが、総火力ならコスト24への匠継承。最大ならコスト25への継承をお勧めします。上記威力表をベースに匠スキル玉と通常スキル玉が各1ずつある場合にコスト25、24への継承パターンを考えてみます。

  • 前提
    • コスト24は凸回数×2、凸威力×2、前継承枠1
    • コスト25は8凸、前継承枠1
    • 継承スキルはコスト25、24どちらも匠継承可能
  • パターン1:コスト25へ匠スキルを匠継承、通常スキルを通常継承。
    • コスト25:750=450+300
    • コスト24:420=140×3+α
    • 合計:1,170
  • パターン2:コスト25へ匠スキルを通常継承、コスト24へ通常スキルを通常継承
    • コスト25:750=300+450
    • コスト24:520=140×3+100
    • 合計:1,270
  • パターン3:コスト25へ通常スキルを通常継承、コスト24へ匠スキルを匠継承
    • コスト25:600=300+300
    • コスト24:630=210×3+α
    • 合計:1,230

 パターン2の合計が大きいですが、パターン3はコスト24の継承枠が空いているため、ここにスキルを継承すればパターン2を超えます。パターン1もスキルによっては超えますがこちらはそれ以前にコスト25への継承の仕方が悪いです。コスト25は保有スキルも継承スキルも同等の扱いになるので、匠スキル+通常スキルをこの様に使ってしまうとスキル玉を1つ損する形になってしまいます。

ダメ減補助

 未だにダメ減を軽視している人が多いのか、デッキに組み込んでいるのをあまり見かけません。個人的には最重要と言ってもいいくらい重要なスキルに位置付けていますが、普及しない理由は戦績を見てもいまいち有用性が解らない点にあると思います。なのでダメ減の効果を試算して見てみましょう。

  • 前提
    • 極天で5hit500兆
    • 被弾した前衛のステは全員同じ
    • ダメ減3種(Lv20)で10%カット

 この前提でダメ減3種を装備した場合と、装備していない場合の被ダメを比較してみます。

  • 前衛5名がダメ減装備
    • 極天:450
    • 巌流×2:810=450×0.9×2
    • 合計:1,260
  • 前衛5名がダメ減装備なし
    • 極天:500
    • 巌流×2:1,000=500×1.0×2
    • 合計:1,500

 巌流分まで考慮すると実質的なカット率は16%です。次にもしも前衛の内1名しかダメ減を装備していないとします。

  • 前衛1名がダメ減装備、巌流がその前衛にhit
    • 極天:490
    • 巌流×2:882=490×0.9×2
    • 合計:1,372
  • 前衛1名がダメ減装備、巌流が他の前衛にhit
    • 極天:490
    • 巌流×2:980=490×1.0×2
    • 合計:1,470

 巌流が当たれば約9%、そうでない場合は2%しかカット出来てません。でも前衛5名積めば相手の前衛一人あたりの総火力を最大で16%カット。上記の例で言えば数百兆、これが相手5名分になれば数千兆です。ダメ減は発動率が高めなのでLv30にすれば温故Lv30×3で49.85%になります。期待値でみても数百兆のダメージカットで決して悪い数値ではありません。知勇で継承枠を3枠埋めるくらいならダメ減にした方が勝ちに繋がると思います。

武蔵と小次郎

 ともに秘技はHP依存の高倍率補助に極意は複合系スキル。武蔵と小次郎は過去に巌流、神威、飛禽などの特殊なスキルを保有していたので、今までにない系統組み合わせで出してくるかもと予想してましたが手堅い組み合わせでした。各系統の特性を見てみると他の組み合わせができないのかも知れません。

 私感ですが攻撃各系統の比較。相対評価です。

系統 騎馬火力 単体火力 精度 汎用性
敵中 A B D B
勇猛 B D C A
与退 D A A B
被退 C C A B
回数 D C A A
天破 C D B C

 基本的には敵中か勇猛を主軸において、他系統で総火力を積み上げていく感じになると思います。回数と天破は勇猛系との複合スキルがありますが特別勇猛系と相性が良いわけではなく、どの系統にも組み込めます。回数系は九尾、化形、阿修羅道シナジーが高くサブ系統としてかなり優秀です。天破系も天破匠の回数加算が+1されたことで使い勝手が良くなりました。

 コスト25の秘技スキルが合成できるようになったので与退、被退を主軸に置いたデッキも有用。上記表は相対評価なので主軸に置くには不安な火力に見えますが、巌流無効の合戦も増えており、また檄奮の様に回数加算系の応援スキルも追加されているので、安定高火力を叩ける退却系は決して弱くないと思います。